3Dマッピングシステムの進歩により診断精度はあがり、いくつかの治療法の組み合わせにより、心室頻拍(VT)の治療成績の向上が期待される。一方、PCIまでの時間が速い日本では陳旧性心筋梗塞に起因したVT(OMI-VT)の症例数は少なく、治療可能な施設の多い国内では症例が分散されるため、まとまった報告は難しく、海外での報告やデータが反映されてきた。本セッションでは、各施設(国内)で行われたアブレーション治療成果を基に、OMI-VTに対するアブレーションの有効性と限界を再確認し、専門医の視点から今後の進むべき方向性や様々な課題を検討したい。