栗田コレクションへようこそ ―400万世紀を超えてよみがえる古代生物・三葉虫の世界―
三葉虫は、古生代(Paleozoic era;約5億4200万~約2億5100万年前、つまり500万世紀から250万世紀の昔)の海に繁栄した節足動物の仲間です。約3億年間にわたりこの地球上に存在し、1万5千種に分類されるほど多種多様な発展を遂げていました。人類の歴史は600万年といわれていますが、それでも三葉虫の歴史に比べるとわずか2%にしか過ぎません。
奇跡的に化石として残された三葉虫たち、永遠とも思える時間を眠り続けた後、ホモサピエンスという知的生命体が誕生し、それらから掘り起こされ、しげしげと観察されるなんて想像もしなかったでしょう。
2017年に開催した第9回植込みデバイス関連冬季大会冬季デバイス関連大会で大変な好評を博した栗田コレクションですが、前回公開しなかった標本を加えてグレードアップした姿で展示させていただくこととしました。どうか悠久の時に思いをはせて、古代生物の神秘を存分にお楽しみください。
(栗田隆志)
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